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Fecal microbiota transplant rescues mice from human pathogen mediated sepsis by restoring systemic immunity | Nature Communications


シカゴ大学から数時間前に発表された論文のタイトルは、「マウスの糞便移植法により全身性の免疫を回復することでヒト病原体による敗血症から守る」というもの。


糞便移植とは、健康な人の便(微生物叢)を身体に取り込むことで腸内環境を変え、その変化によって症状を改善することを目的とする治療方法です。


便 ビン べん(大便と小便。特に大便。) 





私の応援が 💩になってる! 笑




「FMT   糞便移植=応援すること、元気をあげることかな


により✨✨全身性の免疫を回復✨✨することでヒト病原体により敗血症から守る。」



ヒト とか マウス とか 細胞とか 実験の違いは何なの?






特に入院して様々な医療を受けている患者たちの腸内では、抗生物質やその他の処置で腸内細菌が死ぬことで腸内細菌叢のバランスがおかしくなり、むしろそういったものに耐性を持つ菌が選択圧の結果、大部分として住み着くようになります。


君は入院してたの?



耐性(たいせい 病原菌などが、環境条件や一定の薬物に耐えて生きる性質。)
甘やかされてるの人は、バランスがおかしくなり、そういうものに


MDR ー 薬に耐えちゃう悪いやつ。
敗血症(すごい悪いやつ)を起こしたりする。



これらを多剤耐性 (Multidrug resistant; MDR)の病原体と総称したりします。MDRの病原性は強く、ヒトにおいてはこれらが敗血症を引き起こしたりします。腸内細菌は免疫系を作る大事な要素なので、そこがおかしくなると困ったことになる、という事例ですね。


腸内細菌 = 免疫系を作る 
=腸内細菌おかしくなると困る


さて、では糞便移植 (fecal microbiome transplant; FMT)により腸内細菌叢を回復させたらどうなるか、という実験の結果を載せたのがこの論文で、もうさっさと終わらせたいので結論だけ言うと、


応援したらどうなるか
結論は


抗生物質で腸内細菌を基本的に滅したマウスの腸内にヒトで見られるMDR4種混合体 (four-member pathogen community; PC)を入れて起こる敗血症の死亡率は、FMTにより低下しました。


良くなった!!✨✨ 
君は応援されるの好き♡ 

ねえ 君おかし作りの材料買いに行ってそれからおかし作るの?


MDR4種混合体PCを入れて起こる敗血病の死亡率はFMTにより低下。
四種混合体 = 他の人とお話ししに行っちゃったこと


なお実験系として、PC接種後に肝臓の30%を外科的に切り落としてご飯 (栄養)を与えなくすることで、PCによる敗血症を誘導しています。


実験として、遊びに行った後に30パーセント 連絡少なくして(待ってた時) 他の人とお話ししに行ったら 敗血症になっちゃった。
PCによる敗血症を誘導している。



他の人に癒されに行くと君は敗血病になっちゃう!
ごめんね ハグ


この死亡率の低下は高熱滅菌処理したFMTでは見られなかったため、生きた腸内細菌が必要であるとわかりました。


この死亡率の低下は(もっと生きるようになったこと)は高熱滅菌処理(消毒)したFMT(💩)では見られなかったため、生きた腸内細菌が必要。


消毒した💩。。。?w


生きた💩。。。 


君は生きた💩が必要。
生きたやつ。
生きたやつ。。?w


なお、上記の系ではPCを腸に直接入れていましたが、他にも腹腔内に投与して全身性にMDRを行き渡らせた実験においても、FMTにより死亡率が低下しました。すなわち、FMTが全身性の免疫系を増強させているということがわかります。


腹腔内(ヒトや動物の体内空間であり、横隔膜より下部の腹壁で囲まれた部分である。)に入れたら全身にMDRを行き渡らせた実験においても、FMT(応援💩)により 生きるようになりました。


重要ノート:
腹腔内 = ブログのこと

腸 = ツイッターのこと


ツイッターの応援も効いた✨
全身性免疫が増強した✨✨



それではPCとFMTによって動くのは免疫系はどの部分なのか。


PC(他の人に癒されに行くこと)とFMT(応援)によって動くのは免疫系のどの部分なのでしょうか。


答えの一つとして、自然免疫シグナルの根幹を担うinterferon regulatory factor 3 (IRF3)という分子の発現がPCにより低下し、FMTにより回復することがわかりました。


他の人に癒されに行くと、IRF3が減る。IRF3って何だったんだろう。とりあえず元気なくなる。


FMTにより回復。✨ 


いつもFMTしよう✨



ここで腸内細菌が生きていることが必要という上記の知見から、腸内細菌代謝物の影響を疑った結果、事実免疫系にいい影響をもたらす酪酸 (butyrate)の量もPCにより低下、FMTにより回復しました。


ここで腸内細菌が生きていることが必要という上記の知見(chicken 実際に経験しながら知識を得ることで、しっかりとした考えを持つこと)から、腸内細菌代謝物の影響を疑った結果、(?) butyrate (免疫抑えたりバリアの補助とかに働く代謝物。)も PCによって落ちちゃって、 FMT(💩応援)により回復!


事実、butyrateに代表されるヒストン脱アセチル過酵素阻害 (histone deacetylate inhibition; HDAC inhibition)作用を持つ短鎖脂肪酸 (short chain fatty acid; SCFA)を加えた細胞ではIRF3の発現が増加しましたし、IRF3欠損マウスではPC誘導性の死亡率はFMT処置で変化しませんでした。


SCFA= butyrate (免疫抑えたりバリアの補助とかに働く代謝物。)の種類の一つ。を加えた細胞ではIRF3の発言が増加した。元気が出た。✨
IRF3欠損マウス(今度はマウスだ)では、違う人に癒されに行った後 応援しても変わらなかった。。。



ポイント:
ツイートしない君は 違う人に癒されに行った後 応援しても変わらなかった。。。
でも、思いだしてみると違う人に癒されに行ったことは嫌だったって前どこかに書いてあった。心配してあげるのはちょっとだけ効果あった。



ということでシンプルですが、MDRの腸内占有によりbutyrateが低下、IRF3が低下するところを、FMTにより一連の流れを回復させて免疫系が高まることで死から守るという結果でした。


ということでシンプルですが、


MDR(違う人に癒されに行くと)しちゃうと
butyrate (免疫抑えたりバリアの補助とかに働く代謝物。)が低下しちゃう

IRF3(自然な免疫シグナル)も低下しちゃう


いっぱい応援して回復して死から守った✨
💩はスーパーマンだった!

(占有(せんゆう=そこを自分の支配下に入れ(て有す)ること。)



個人的にはIRF3の発現HDAC阻害により発現増加するというところがポイントなのかな、と思いましたが、IRF3の欠損だけでこんなにもFMTによる影響が見えなくなるとは、やはり先日の論文の通りI型IFNが腸内細菌による免疫系形成の根幹を成していそうですね。



君のポイント: 
(多分ツイートしない君のことを言っている)
IRF3(自然免疫シグナル)を止めることにより発現増加する。
IRF3が欠損しただけで 応援による影響が見えなくなる。


こないだの論文の通り I型IFN(ストレス)が腸内細菌による免疫系形成の根っこを作り上げていそうですね。



悪い子にはストレスをかけよう。



IRF3=ストレスかけると出て来るもの。なくなると応援しても出てこないもの。