耳
3.1歳の君と君のお友達へ。
何をして良いのか分からないから
耳でも育ててみましょう
クラシック音楽はつまらないもののように聞こえてしまうかもしれませんが、この世からなくなってはいけないものです。少しでも聴こえる世界が変わったら良いなと思います。
昔は今みたいなポップカルチャーはなかったの。今みんなが大好きな流行りのポップミュージックがあるのはミニマリズムのおかげです。1960年代がミニマリズムの始まり。クラシック音楽の革命的な一部です。これがあったから今みんなが大好きな売れてる音楽があるんだよ。
フィリップグラス、スティーブライヒ、テリーライリー、ラモンテヤングとか。やっとアメリカがidentity 見つけ出してきてその直後くらい。ここらへんの説明は省こうかな。
ざっくり言えば、戦争があったり バッテリーの発明でいろんな人がラジオが聴けるようになり、世界がグローバル化して、昔と比べると世界のいろいろな種類の音楽を聴いて育った作曲家世代第一号がスティーブライヒと言っても良いんじゃないかな。
彼は昔の人と違ってラジオのおかげで遠い未知の世界の音楽も、ブロードウェイの音楽も、昔ながらのクラシックも全部聴いて育って 音楽の「当たり前」のベースが広かった。
なぜポップミュージックがみんな好きかというと、構造がとても理解しやすいように作られているからです。だから一回聞いただけで理解ができて楽しめます。シンプルな構造だと本能的に先が読めるから のれます。のれたら楽しいよね。それに比べてクラシック音楽ってごちゃごちゃしてて一回では分かりにくかったりするものが多いです。結構何回も何回も聞き込んでやっと覚えて なるほど。となる事が多いんじゃないかな。
だから音楽のミニマリズムは音楽史に革命を起こしたmovementだと思います。movement 日本語でなんていうんだろう 辞書で調べたけど、運動?
音楽のミニマリズムとは、同じ事を
何回も 何回も 何回も 何回も 何回も 何回も
繰り返す事です。こんなふうに↑ 四角がいっぱい
ど ど ど ど ど ど 。。。。。
どれ どれ どれ どれ どれ 。。。。。
ドレミファ ドレミファ ドレミファ。。。。。
こういうような曲があればミニマリストな音楽です。まあもうちょっと複雑だけど、基本の基本はそういう事。
音符が分からない子もパターンは見えたと思います。
単純なのはこれとか。全部聞かなくて良いです。私も30秒くらいしかきいてないです。むしろそれより先聴いちゃうと難しくなるので聴かないで。
最初だけでアイディアは掴めるかと思います。なんかおんなじ物がリピートされてるなって思えればOKです。
https://m.youtube.com/watch?v=tbTn79x-mrI
4つづつで グループにして聴いてみると良いかも。
1234 1234 1234 1234 1234
8秒のとこまでに音が4x3 で 12個聞こえたら その数え方であってるよ。
2こ目の楽器が入ってくるまでに
4x9=36個音があったと思います。
1234 1234 1234 1234 1234 1234 。。。。1234
1 2 3 1 2 3 1 2 3
9組。
次は 永遠と続くパターンのベースを
ちょっといじってみようかって 1音ずつタイミングをずらしていくと次の例のような物できたりしました。
音符の読めない人は柄だと思って見てみてね。
何回も出てくる絵はいつも同じ模様でしょ。
2人が同じパターンを 違うタイミングで永遠に繰り返します。
同じ模様が永遠のループになっているけどそのタイミングが少しずつずれていくという仕組み。
https://m.youtube.com/watch?v=lzkOFJMI5i8
2人が同時に弾き始めます。
A子 12345678..リピ....12345678..リピ....12345678.
B男 12345678..リピ....23456781..リピ... 34567812.
(リピ=リピート/繰り返し)
昔は永遠と同じものが繰り返される曲なんてなくて、こういうのが出てきたときには みんなびっくりしました。
どうしてこんな事が起こったかというと、テープが発明されて、テープを切って繋いで切って繋いで切って繋いでってやって長ーいテープにしてみたらこんなのができちゃったのがミニマリズムの始まりでした。
あなたのよく聴く曲の中に同じリズムが続く曲、沢山あるでしょ? よく聴いてみて。
ミニマリズム見つけられた?
パターン見つけられたらそれはきっとある意味ミニマリズムです。ずっちゃっ ずっちゃっ ずっちゃっ がずっと続いてたらミニマリズムです。
世の中が違って聴こえるようになったかな
いつかSteve Reich がこのテクニックを使ってどんなエフェクトを与えたかったのかも書こうかな。remind me.
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。